佐藤卓『クジラは潮を吹いていた。』
- 作者: 佐藤卓
- 出版社/メーカー: トランスアート
- 発売日: 2006/09
- メディア: 単行本
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●あたりまえの概念に疑問を投げかけ、理由を明らかにし、意味のなくなった概念を取り去る(ex. 口紅なぜ立たす? コンパクトのヒンジはなぜ隠す?)
●なぜ、これだけ大量のロゴと共に暮らさなければいけないのか?
●デザイナーは翻訳者に徹するほど良い。作家(クライアント)が自ら気付いていないことなどを引き出すことが重要。通訳としてのデザインもデザイナーの数だけあり、そこに個性がでる。個性は対処の仕方にあるのであって、表現に存在するものではない。
●「デザイン」とは、「物を作ること」ではなく「人と環境を繋ぐ媒介」であるということ。物は「情報の入り口」であるということ。
●(Pleats Please)このような時、私は実際にコンビニには行かない。大切なのは頭の中で描くということなのである。頭の中にこそ第三者と共有できる普遍がある。(日常、簡単、持ち運ぶ、小さくなる)
●シンプルなものとは、情報を削ぎ落としているものではなく、すべての情報を簡単な形に内包しているもののことを言う。
●(P701iD)プロダクトには「わきまえ」が必要であるということ。デザイナーはいつの間にかユーザーの客観的視点に戻れなくなるのだ。
●(S&B)商品主役。それは付加価値をつけるのではなく、価値を伝えるということである。
佐藤卓=(原研哉+深澤直人+大貫卓也)÷3。 土星人−。