石井裕之『「もうひとりの自分」とうまく付き合う方法』

「もうひとりの自分」とうまく付き合う方法~思い通りに自分を動かす4つの法則~(CD付)

「もうひとりの自分」とうまく付き合う方法~思い通りに自分を動かす4つの法則~(CD付)

2008/02/03メモ

【CHAPTER1】「もうひとりの自分」とうまく付き合ってますか?〜意識と潜在意識〜
●いつもの自分=意識、もうひとりの自分=潜在意識がいる。
●ふたりの自分が矛盾してしまったときには、ごく当たり前のこともできなくなってしまう。(新車なのに事故で使えなくなってしまった女性の例え)
●もうひとりの自分=潜在意識と仲良くやるには、潜在意識の言葉を理解して、それを使ってコミュニケーションすれば良い。

【CHAPTER2】ひっくり返して考えれば「もうひとりの自分」が見えてくる〜ひっくり返りの法則〜
●潜在意識のひっくり返り:「心の支点」「主客の関係」「時間の流れ」
<心の支点>
●目標や夢をしっかりさせる、決めつける。ex. 通訳になる!(根拠のない自信)→そのために英語を勉強
●テコの原理のようなもの。支点がぐらぐらしていたら力が伝わらない。
<主客逆転>
●オレンジ色が似合うと「言われた」→「私には、オレンジ色が似合うに違いない」
●人をほめることは、潜在意識の観点から見れば、あなたがあなた自身をほめたことと同じ意味になる
●自分が認めてほしいことを、まず他人の中に認めてあげよう
<時間の流れ>
●潜在意識の世界では、時間が逆に流れている
●夢の話:夢の中のマシンガンの音と外のバイクの音。バイクの音を聞いた瞬間から、夢のストーリーが逆算的に作られた。そのプロセスが一瞬のうちにおこる。
●ということは、潜在意識の時間の流れに合わせて考えることで、もうひとりの自分とうまく付き合うことができる
●勉強のための本を普通の読み方で読んだら、次は本の後ろから前に向かって逆順に読んでみる
●人の話聞く時(講演など)、メモとらない。そのかわり終わった後、内容を逆順に思い出しながらノートに記録。

【CHAPTER3】「もうひとりの自分」は毎日生まれ変わる〜生まれ変わりの法則〜
●みんなが仲良く手と手を結び合っている→転校生が入ってきてもなじめない→クラス替えをすれば、転校生も無事クラスの一員に。
セミナーなどで斬新な考え方が入ってきたらクラス替え=睡眠をとる必要がある。
●催眠状態も同じこと。ボーっとしたり休むことは、潜在意識に任せる、ということ。
●毎晩の睡眠だけでは生まれ変わることができない場合、潜在意識は、あえて大きな挫折を味わわせる。(潜在意識が新しく大きな成長にむけて再構築に専念できるように、意識の介在を封じ込める)=成長のためには必ず崩壊が必要だ
●潜在意識は毎日生まれ変わる=これからの人生を、昨日までのあなたの尺度で測ってはいけない。

【CHAPTER4】「もうひとりの自分」は繰り返しに影響される〜リズムの法則〜
●潜在意識は、繰り返しのリズムに影響される(どんなものでも無条件に潜在意識に入り込める)
●繰り返し=習慣(言葉、感情、場所、空間、人、立居振舞、一挙手一投足服装、持ち物、飲み物、食べ物)
●電車や横断歩道で思わず走ってしまう=電車のスケジュールや信号に振り回されている
●他人を意図的に操作したり振り回したりすること=manipulation
●マニピュレーターは「私には自分自身をコントロールする力がないから、他人の方を動かして帳尻を合わせよう」と考える、その人自身の「弱さ」に他ならない。
●相談して、返ってきた答えに喜んだり、がっかりしたりする=自分の中に「基準」があったということ。
●自分で決断するのが怖い→他人に自分の人生を振り回されたい、ということになる。
●振り回されない人生を生きるためのトレーニング:どうでもいいようなちょっとしたことも、自分で決めるようにする
●潜在意識は、それが一般的にどんな些細なことであろうとも、注がれる心のエネルギーが強ければ、それを重大なことだとみなしてしまう。真剣に向き合えば、潜在意識はそこから奇跡も起こすし、人生を台無しにもする。

【CHAPTER5】My word is law〜言霊の法則〜
●「金曜までに企画書を仕上げる」と何回唱えても行動しなければ(繰り返しのリズムを取り違えれば)、「私の言葉は実現しない」というアファメーションが構成されてしまう。→かくしてあなたの言葉から力が失われる。
●つまり、「できないと最初から分かっていること、ヤル気もないことなら、口にしない」
●「私は実現することを言葉にする」=私の言葉は現実になるのだ、ということを潜在意識に分からせる。
●ゼッタイに実現する目標を掲げる→それを繰り返せば、「目標+実現」のセットに繰り返しのリズムが生まれる。
●たかが水を飲むというだけのことでも、「私はこの水を飲む」という言葉を、真剣に心をこめて唱えるという所がポイント。
●言葉が乾いた記号から命を吹き返し、再び言霊としての力を持ちうるようになるのは、私たちがお互いに本当に愛情に満ちた思いやりの言葉を交わせるようになるときなのかもしれません。